折りたたみ機構の試験導入について

概要

 読みやすさの向上のため、一部のページに「折りたたみ機構」 (枝葉末節の部分を選択的に非表示にできる機能)を試験導入しています。
 どのような環境でも、最低限、全文が読めるよう注意を払っているつもりですが、 もし著しい不都合があればお知らせください。


使い方

 「折りたたみ機構」とは、 文書中の一部分(たいてい枝葉末節)を非表示にしたり(折りたたむ)、 再度表示したり(開く)できる機能です。

 ページを読み込んだ状態では、 折りたたみ可能な箇所はすべて折りたたんであります。
 「ページを読み進めている間に何度も開く操作をするのはめんどくさいので、 最初から全部開いておきたい」という人のために、 以下のような「すべて開く」ボタンを用意しています。 これを押せば、折りたたんである箇所がすべて開きます。

 また、これと逆の動作、 すなわち「折りたためる箇所はすべて折りたたむ」というボタンもあります。

 これらのボタンは、通常、文書の先頭に表示するようにしています。 (このページでは説明のため、文書の真ん中あたりに表示しています。)

 また、折りたたみ可能な箇所には個別にボタンがあり、 押すと「その部分だけ開く」「その部分だけ折りたたむ」という動作を交互に行います。 この文書の少し先のほうにそういうボタンがありますので、 試してみてください。


「折りたたみ」が動作する環境

 「折りたたみ機構」は、以下の条件を満たす環境でのみ動作します。

 Internet Explorer 6、Mozilla など、最近よく利用されている Web ブラウザであればたいてい条件を満たすものと思われます。 (ただし、Javascript を任意で無効にしていれば、もちろん動作しません。)
 逆に、この条件を満たさない Web ブラウザとしては、たとえば Netscape Communicator 4.x があります。 そのような環境では「ボタンを押しても何も起こらない」、 あるいは「そもそもボタンが表示されない」と思います。

対応環境の比率は?  

 「折りたたみ機構」の対応比率を見積もるため、 2005年12月8日のアクセス記録(全32265件)を適当に分析してみました。

 この結果を見ると、 「折りたたみ機構」の使えない人は全体の2%弱ということになります。
 実際には、Javascript を任意で無効にしている人など、 使えない人がもう少し多いと思いますし、 上記はユニークユーザ数ではなく単純なファイルへのアクセス回数なので、 実際のユーザ数とは必ずしも一致しないのですが、 それでも使えない人が全体の5%程度であることは推測できます。


導入の理由

 さて、折りたたみ機構を導入した理由は、一言でいえば「文章が長いから」です。

 「SWA の Web ページ」内の各ページは、概して長文です。 そのことは自覚していて、できるだけ簡潔に書きたいと思ってはいるのですが、 「伝えたいこと」を文章として表すと、SWA の現在の能力ではかなりの長さになってしまいます。
 SWA としては、全体として長文であることもさておき、 「一見して長そう」ということを問題視しています。現状、Web ブラウザを画面いっぱいに広げても、 縦に数回スクロールしないと末尾にたどり着かないページが多くあり、 スクロールバーを見ただけで読む気をなくしている人がけっこういるのではないか、 と危惧しています。
 そこで、見かけを短く見せる方法をいろいろ模索してきましたが、 決定的な方法は見つかっていませんでした。 たとえば「文字を小さくする」「ページを細かく分ける」 などの方法を検討しましたが、前者は読みやすさという点で難があり、 後者は「文書の管理が大変」「ひんぱんに次のページを読み込むのは手間」 という問題があります。
 そんなわけで問題を放置していたのですが、今回、 新たに「文章の一部を折りたためるようにする」という対策を思いつき、 実験してみることにしました。

 …と、すでに文章が長くなっていますね。


不具合報告をお寄せください

 以上で説明した「折りたたみ機構」は、 たとえ非対応の環境でも悪さをしないように作ってあるつもりですが、 もし不具合があれば、報告していただけると助かります。

 SWA の Web ページは「どんな環境でも内容を読んでもらえること」を重視しています。 そのため、「マイナーな環境で著しく読みにくくなる可能性のある表現」については、 かなり慎重に導入の可否を検討しています。
 今回の「折りたたみ機構」は、前述のとおり、マイナーな環境では動作しません。 しかし、この機構は「なければ読めない」という類のものではなく、 「あれば読みやすい(かもしれない)」というオプショナルな機能であるため、 SWA はさほど問題視していません。そのため、W3C DOM をサポートしない環境に対応する予定はありません(やる気があれば可能ですが、 たぶんやる気になりません)。
 一方、「折りたたみ機構」に隠れた副作用があり、 マイナーな環境下で文章が読めなくなった/ひどく読みにくくなったようなことがあるとすれば、 これは一大事で、速やかに改善したいと考えています。 そのようなことがあった場合、ぜひ、お知らせいただきたいと思います。
 もちろん、メジャーな環境でも「この動作は変だ」といった報告は歓迎します。SWA の Javascript 歴はこの文書を書いている時点で1週間ですので、 何が起こるか分かりません。

 報告は電子メールでお願いします。 このページの一番最後に「メールの送り先」へのリンクがあります。


謝辞

 「折りたたみ機構」を実現する Javascript は、「JavaScript Tips collection」中の「フォルダ型階層メニュー」をもとに制作しました。 この場を借りてお礼申し上げます。



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最終更新: 2017年 3月 4日
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