運転免許騒動記
免許取得への道 Part 24
2003年2月5日:2度あることは3度ある?

 3回目の技能試験。3度目の正直か、2度あることは3度あるのか。 後者だと私得意の開き直りが始まりそうで恐いのだが、さて、どうなることやら。


凸凹コンビふたたび?

 夜間作業明けだが、たっぷり仮眠をとってきたのでコンディションはそこそこ。 いつもの電車を二俣川で降り、 (会社から直接なので)重い荷物を背負って試験場へ。
 今日も窓口に一番乗りしようと思ったが、すでに待っている人が1人いたので、 その人の後ろについたら受験番号は2番。 実は2番というのはけっこういいポジションで、試験車に乗るのは1回目ながら、 「後攻」なので後部座席から「疑似慣らし運転」ができる。
 お決まりの説明を聞いたあと、さっそく試験車へ。 ちなみに受験番号1番はぎりぎり戦後生まれのおっさん。 ご老人と呼ぶにはまだ失礼だが、なんか私のパートナーっていつも年輩。
 まずはおっさん、「先攻」でスタート。前回の私のごとく、 ウインカーを上げないで発着場を出ていったのでやれやれと思ったが、 試験官の鉛筆は動かない。そう、今日の試験官、 「ぜひ合格していってください!」という姿勢が全身からあふれ出ている、 まちがいなく当たりの試験官だったのだ。
 その後のおっさんの運転は実にスムーズ。ほぼ完璧だった。 免許取消か何かを食らっての「再受験」だとあとで分かって納得。 試験官のチェックが入ることのないまま自由課題へ。 ここでコースをたどる指先がたどたどしかったので、 教習所には通っていないようだが、 しかし指し示したコースは私の通っていた教習所と同じもの。 あとで聞くと、今日の試験が3回目で、 以前に他の受験生が通ったコースを見ていて「こりゃいいや」と思ったのだとか。
 その後も、ちょっと困った状況もあったのに運転は危なげなく、 たぶんノーミスで交代地点へ。 この運転にはさすがに勝てないが、いいものを見せてもらった。


公道部分クリア!

 中間地点から私の運転がスタート。車、歩行者ともに少なめで走りやすかった。 どうも、あまりちんたら走っていると印象が悪いようなので、 ときおり制限速度を5km/hぐらいオーバーするくらいで走っていったが (最高で7km/hぐらいオーバーしたかな)、持続的でなければOKらしい。 何事もないまま自由課題に入る。 この前は路肩に寄せるとき脱輪したが、今回はさすがにだいじょうぶ。
 そして自由課題が始まった。 第1回目は、横断歩道を渡り始めている人がいたのを無視したので止められた。 だから今日は「横断歩道特注」でいったのだが、 渡るのか渡らないのかよく分からないご老人が歩道にいて、 無視して通過したらまた注意を食らった。(T_T) 試験中止じゃなかったからいいけども。
 その後はさらに歩行者に気を配り、少しでもやばいと思ったら止まるようにした。 その結果、3回目にして初めて、場内まで点数を保ったまま戻ってくることができた。 おぉー。


未知の世界「方向変換」

 さて、問題はここから。未知の世界「方向変換」である。 そう、今日も課題は(縦列駐車ではなく)方向変換で、 つごう3回連続で方向変換をゲットしている。 こんな偶然はそうそうあるものではないだろうから、今日ぜひ決めておきたい。 幸い、方向変換についてはこのコース特有の便法も知っている。
 路上が「後攻」だと場内は「先攻」になるので、まずは私。 試験対象外の場内コースをしばらく走り、いざ方向変換コースへ。 入りかたは左を80cm程度空ける、かなりいい感じの入りかたができた。 ここで、バックを始めてからしばらくいったところで左に切って、と…ををを?  明らかに右に寄りすぎている。このまま進むと絶対に右後ろが脱輪してアウトだ。
 ここからがまずかった。ハンドルを切るのが遅れたのだから、 いったんハンドルそのままで前進してまっすぐになったらしばらく直進、 態勢を戻したところであらためてバックすればよかった。 が、困った私はとっさにハンドルを反対に切って前進(たいして前に進めない)、 縁石にぶつかったところでまたハンドルを反対に切って…と悪あがきを3回やり、 縁石にタイヤをこすりながらも奇跡的に乗り上げずに車庫入れは成功。
 しかし、こんな入れ方だから、運転席の窓を開けると目の前にはポールがぶらぶら。 縁石との余裕は5cm以下、こんなので右折できるはずがない。 案の定、右側の縁石に乗り上げるのを避けたら曲がりきれずに前方の縁石にぶつかり、 4回目の切り返しであえなく試験中止(切り返しが3回を超えると無条件で不合格)。 だあぁ。
 これで1番の人があっさり合格したら見せつけられちゃうよなぁ…と思いながら見ていると、 コースへの入りかたが明らかに左寄り過ぎる。 これじゃ左後輪がコースを外れるだろ…と思いながら見ていると案の定、 ハデに脱輪しておしまい(しかも本人は気付いていない)。 試験官のコメントは単純で、「2人とも路上は問題ないんだから、 方向変換の練習をするように」。んなもん、言われなくても分かってるやい。
 今日思ったこと:方向変換はハンドルの切り遅れのほうがまだ救いがある。 何せ、早く切りすぎると一発で試験終了だもんね。 切り遅れに関しては、車の右側を見ていれば程度が正確に分かるので、 微調整なりやり直しなりが可能だ。

 ま、路上はうまくいったことだし、 方向変換さえ練習すればさすがに次回はだいじょうぶのはず…だけどな。 次回試験日をいつに指定されたかは忘れたが、 練習のため、2月24日まで延ばすことにした。


本日の支出

相鉄 ‥‥‥‥‥ 190
受験料(普通免許) ‥‥‥‥‥ 2400
貸車券 ‥‥‥‥‥ 1000
相鉄 ‥‥‥‥‥ 190

Part 24 小計 3780
これまでの合計 198280


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最終更新: 2003年12月17日
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