1998年2月15日 ダイヤ改正

直通特急の運転開始、昼間10分ヘッド化など、さらに便利に。

直通特急が登場

 阪神梅田から山陽姫路まで、直通の「直通特急」が運転を開始しました。
 停車駅は両社の従来の特急とほぼ同じで、梅田・姫路間は最速87分。昼間は 30分に1本、ラッシュ時には最高で12分に1本運転されます。
 使用車両は、阪神が8000系と9000系、山陽が5000系と5030系です。

山陽5632(武庫川)山陽5632F(武庫川)
山陽の新車が武庫川を通過。こんな光景も日常に。
山陽5018(甲子園)山陽5018F(甲子園)
高校野球輸送に山陽車も活躍。
直通特急表示板直通特急の表示板
甲子園で阪神戦のある日はタイガース印のプレートが使用される。

昼間10分ヘッド化

 長らく12分ヘッドだった昼間が10分ヘッドになりました。ほとんどの駅で、 乗車チャンスは2割増。非常に便利になりました。
 これにともない、昼間の優等列車は、特急(直通含む)と急行の2本建てと なりました。急行は西宮止まり(休日は甲子園止まり)で、直通特急を除く特 急は新たに魚崎に停車。また、休日は甲子園に特急が終日停車します。
 また、20分ヘッドの武庫川線との接続も改善され、20分に1本、どの方向へ もすぐに乗り継げるようになりました。


その他

 いろいろありますが、思いつくまま挙げてみると、


運転開始日の光景

祝賀号(阪神)8245F(西宮 98. 2. 15)
阪神の「祝賀号」。
祝賀号(山陽)山陽5630F(甲子園 98. 2. 15)
こちらは山陽。ヘッドマークなのが山陽らしい。
記念往復乗車券記念往復乗車券
梅田・姫路間の往復が1500円と安く、売れ行きはよかったもよう。

祝賀ムードの陰で…3000系一部廃車

 ダイヤ改正による運用の効率化で、赤胴車に余剰が生じたことから、3000系 4編成12両(第1〜4編成)が廃車となりました。
 営業運転最終日には、休日朝方の準急という、非常に3000系らしい運用につ いた、とのことです。
 しばらく尼崎の留置線で眠っていましたが、順次解体されたようです。

3103(尼崎)3103F(尼崎 98. 3)
ふたたび走ることのない3103F。お疲れさまでした。


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最終更新: 1998年 4月 6日
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