阪神9300系

赤胴車の未来形、21世紀とともにデビュー。

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ついに本命登場!

9501(大物)9501F(大物 2004. 5. 5)

 老朽化した赤胴車を置き換えるため、2001年3月に登場したのが9300系です。

 特徴は言うまでもなくそのデザイン。 5500系を赤胴にしたらこうなるだろうな、といった外見です。 「9000系のステンレス車体はあくまで急場しのぎだ」と言わんばかりの鋼製車体で、 どこをどう見ても阪神車にしか見えないそのスタイルは阪神の本流と呼ぶにふさわしいでしょう。
 そしてもう1つの大きな特徴は、 3011形以来の転換クロスシートを採用したことです。 長距離の需要を喚起したいこと、 山陽のクロスシート車が入線して特に大きな混乱がなかったことの2点が導入の理由だと思われます。 山陽車はどうしても阪神線内で浮いてしまうように(私には)思われたのですが、 9300系はれっきとした阪神車で、違和感はありません。 ようやく本命が登場したな、という気分です。

 9300系は2001年3月に第1編成が、ついで2002年3月に第2編成、 2002年10月に第3編成が営業運転を開始、現在3編成です。 この3編成で3000系を駆逐したあとは新規投入が一段落するのか、 それとも8901形や予備車的存在の7801形に手をつけていくのか、興味のあるところです。

9501(尼崎)9501F(尼崎 2001. 3.23)
準急運用中の一コマ。幸運のオレンジ色、明日はどの列車に?


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最終更新: 2004年 5月16日
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