1999年8月27日、岩屋駅の改良工事が始まりました。
これは主に、岩屋駅が東部新都心「HAT 神戸」の最寄り駅であることによります。
すでに朝方の上り急行が停車するなどの措置が講じられていますが、
ホームが狭いうえに両側を線路にはさまれているため、
より安全な駅に改良することになったものです。
改良が済むと(2001年度末予定)、現在のホームは下り専用となり、
現在のホームの山側に新たな上りホームができます。
また、駅舎がホーム西側の真上に来ます。
実は、この工事の主体は神戸高速鉄道。
完成した駅は神戸高速鉄道の所有となります。もちろん線路は阪神のものなので、
阪神が神戸高速から駅施設を借りて営業するということになります。
さらに、工事自体は阪神が神戸高速の委託を受けて実施するとのことで、
何やら非常に複雑です。
ちなみに、この工事は運輸省の「鉄道駅総合改善事業」の適用を受けた初めての例で
(ほかに全国に数例あり)、国、神戸市、兵庫県から補助を受けています。
以下の写真は2000年1月3日に撮影したものです。