この文書は本来、世の中の現状について解説するために公開しているものであり、
常に現状に追随することが期待されます。
しかし実際には、最後の更新(ページ末尾に記載)から相当な年月が経過しており、
記載内容は現状に追随していません。
また、この文書を今後更新する予定はありません。
したがって、この文書は本来の目的を達成していません。
最終更新当時の世の中の様子を伝えるという、
本来とは異なる目的で公開を続けているものです。
以上の点を理解のうえ、お読みください。
郵便局の送金サービスを利用してお金を送ってもらう際、
相手はどういう手続きをする必要があるのか、
また手数料はいくらなのかをまとめました。
ネットオークションなどで、相手に支払方法を説明する際に活用できます。
また、個人にはあまり浸透していない「一般振替口座」のすすめも書きました。
これを利用すると、相手の手数料負担をより小さくすることが可能になります。
郵便局を利用して送金を受ける際、
手軽さと手数料のバランスがとれているのが総合口座でしょう。
以前は「新総合通帳」「ぱ・る・る」などと呼ばれていました。
ネットオークションを見ていると、
商品の代金を送るのにこの総合口座を利用している例をよく見かけます。
全国どこにでもある郵便局から送金手続きができるのですから、便利ですよね。
さて、この総合口座を利用して送金を受けるとすると、 相手方はどういう手続きが必要なのか、 また手数料はどうなるのか、以下にまとめてみました。
お金を送ってくれる相手も総合口座を持っている場合には、 口座間でお金を移動する電信振替というサービスを利用します。
さて、相手が総合口座を持っていない場合にはどうでしょう。 結論から書くと、手数料は高いものの送金はできます。 現金を口座に入金する電信払込みというサービスを利用します。
以上をふまえて、送金してくれる人に事情を説明する文章を書くとすると、 たとえば以下のようになります。(以下の文案部分に限り、 無断で再利用してかまいません。2007年10月の料金改定に対応しました。)
商品代金+送料(2500円)の送金には郵便振替をご利用ください。 送金先の口座番号は 1xxx0-xxxxxxxx(名義人:何野何某)です。
総合口座をお持ちの場合、通帳またはキャッシュカードを用意して ATM を利用します。「送金−電信振替」という項目を選び、 当方の口座番号や金額などを指示にしたがって入力してください。 送金手数料は無料です。
お近くの郵便局に送金を扱える ATM がない場合などには、窓口でも手続きができます。 通帳またはキャッシュカードを用意して、 自分の総合口座から当方の総合口座に送金したい旨をお伝えください。 この場合、送金手数料は140円です。
また、総合口座をお持ちでない場合には、郵便局の窓口で、 現金を総合口座に送金したい旨をお伝えください。 この場合、送金手数料は525円です。(ATM での払込みはできません。)
さて、140円という送金手数料について、どう思います?
「まぁ、そんなもんじゃない?」と思うかもしれませんね。
しかし、たとえば何かの会費を払い込むときの手数料、覚えていますか?
送金が3万円未満なら120円、さらに一部の郵便局にある自動機(APM
あるいは通常払込み対応 ATM)を利用すると80円なのです。
たかが数十円の差とはいえ、送る金額が数百円だったら、
手数料の差もばかになりませんよね。
この割安な料金で個人に送金することはできないのでしょうか?
これは「送金のプロ」だけに許された料金なのでしょうか?
割安な料金で送金ができるのは、 相手方の口座が一般振替口座という種類のものだからです。 この口座、別に「開設するには月何件以上の実績がないとダメ」ということはなく、 まったく実績のない個人も開設可能です。 しかも開設にかかる費用や口座維持費用はゼロ。
一般振替口座を持つと、
通常扱いのサービスが利用できるようになります。
総合口座では「電信○○」
という電信扱いのサービスしか利用できず、
これが料金の高さにつながっていたのですが
(電信扱いは「速いが高い」という品目です)、
一般振替口座では「遅いが安い」という選択肢もあるのです。
遅いといっても、それは電信扱いと比較しての話。
最も一般的な通常払込みはそれほど遅くなく、
おおむね2、3日で通知が郵送されてきます。
大急ぎで現金を用立てしなくてはならない、というのならともかく、
ふつうの送金には十分なスピードでしょう。
さて、一般振替口座を持つと、 送金してもらう場合の手続きは以下のようになります。
3万円以上だと電信振替のほうが断然安いのですが、 少額の送金ならこちらのほうが割安です(電信振替の無料キャンペーンが終わるまでは勝負になりませんが)。 また、郵便局で最もよく取り扱われる送金方法なので、 手続きは比較的スピーディに済みますし、 必要な用紙も手の届くところに置いてあるはずです。