運転免許騒動記
免許取得への道 Part 6
2002年10月22日:バックしません?

 とにかく前進あるのみ。だからバックの練習はしません。…ってそれでいいのか?


12時間目:ATなら楽勝、坂道発進

 明日は仕事があるので、控えめに午前中2時間だけ乗る。
 通算12時間目。また新たな項目「坂道発進」だ。 MT車ならみんな苦労するところなのだろうが、そこはAT車、楽勝である。 単に、ハンドブレーキで制動力を確保したあと、 アクセルを少しふかしながらハンドブレーキを緩解するだけ。 その前に後方確認の動作が入るのだが、 停車中にのんびり確認するくらいわけもない。
 ただ、油断しているとハンドブレーキを完全に緩めないまま発進してしまう。 これが案外かんたんに、しかも音もなく動いてしまうものなのだ。 あと、ハンドブレーキが緩いと後退する。 ハンドブレーキにも力の加減がある、というのは運転するまで分からなかった事実だ。


13時間目:バックは半時間

 通算13時間目は「後退」から始まった。 また新たな世界が開けるのか、と当初は思ったが、結果からいえば、 たった半時間で終わってしまった。 それも、停まっているところからハンドルを回して少し前進し、 バックして同じ場所に戻りましょう、というだけ。 ハンドルの切りかたはそんなに大きくないし、速度も当然微速なので、 考える時間はたっぷりあり、何回かやれば「短期記憶」で対応できてしまう。
 物足りなかったが、しかし仮免の段階では後退は不要なので、 とにかく仮免の取得を考えるならこの方針は正しい。

 さて、残った半時間はというと、出ました「狭路の通行」。 運転免許苦労話の代名詞みたいなものだが、どんなもんだか。
 時間がないので、まずはS字だけ通ったが、 指導の方法はまさに「その場しのぎ」と呼ぶにふさわしいもの。 右カーブのときは左の、左カーブの時は右のフェンダーミラーの付け根を、 目の前の縁石に沿わせて走ればいいという。 たしかに、そうやると脱輪はしないのだが、こんなふうに覚えていいのだろうか。

 と書いたところ学校側からの指摘が来た。 車両感覚が平均以下の人の場合には、 教本にあるような「車両の前後左右を想像しながら…」という運転方法をいきなり教えると混乱を招くので、 ひとまずS字・クランクを通過できるようにするためにこういう指導方法を採るのが定石かつ早道であり(前後左右を想像するのはこれができてから)、 私もこれに該当したため上記のような教え方になったのだという。 曰く「それをその場しのぎと言われるのは心外だ」。 まぁ、教える側からしてみればそうかもしれないし、 仮免許の試験にフォーカスした教え方としてはよくできている。 他の教習所でもよく用いられる方法らしい。


本日の支出

回数券(横浜・二俣川) ‥‥‥‥‥ 1900

Part 6 小計 1900
これまでの合計 129800


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最終更新: 2003年 5月31日
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