〔ムーンライトながら〕利用ガイド Part 2
指定をとろう

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 しかし実際には、最後の更新(ページ末尾に記載)から相当な年月が経過しており、 記載内容は現状に追随していません。 また、この文書を今後更新する予定はありません。
 したがって、この文書は本来の目的を達成していません。 最終更新当時の世の中の様子を伝えるという、 本来とは異なる目的で公開を続けているものです。
 以上の点を理解のうえ、お読みください。

Index

  1. 〔ムーンライトながら〕を知ろう
  2. 指定をとろう
  3. 前後の計画を立てよう
  4. 実際に乗ってみよう

正攻法で指定をとる

 〔ムーンライトながら〕に限らず、JRの指定券は、 乗車する列車が始発駅を発車する日の1カ月前、朝10時から発売となります。
 ですから、もし乗車日の1カ月前に予定が決定しているなら、 発売開始と同時に、前述の座席指定券を買いましょう。 ピーク時には発売開始から数分で売り切れてしまうこともあります。

10時に立ち会わなくても…

 といっても、10時といえばもうお日さまも高く昇っており、 仕事や学校はとうに始まっています。 そんな時刻に駅に出かけるのは無理だ、という人も多いでしょう。
 そんなときには以下のような手段が考えられます。

場所によりけり

 「事前受付」「早目受付」を実施しているかどうかは場所や時期にもよります。 「事前受付」は主に旅行会社がやっているようですが、 すべての会社、すべての支店がやっているとは限りません。 また、「早目受付」は駅が中心ですが、繁忙期のみ実施する駅もあります。

下り定期便は豊橋まで

 一つ注意しておきたいのは、下りの定期〔ムーンライトながら〕の場合、 座席指定券が豊橋までしか買えないことです(豊橋から先は全車自由席です)。
 ですから、たとえば「東京→名古屋」「東京→大垣」などという指定券は買えず、 予約システムの端末に「東京→名古屋」「東京→大垣」と入力すると、 「入力が誤っている」という回答が出ます。
 窓口の人がこのことを知っていれば、 入力時に「東京→豊橋」に修正してくれるでしょうが、 機転の利く人、知識のある人ばかりとは限りません。 無用な混乱を避けるため、 定期便は豊橋より先まで乗るときも豊橋までで申し込みましょう。


急な旅行で指定をとるには

 座席指定券は、当然、発売開始と同時に入手するのがベストですが、 実際には1カ月前に予定が決まることは多くありません。 いざ思い立って、買おうとしたら満席…そんなこともざらです。
 しかし、〔ムーンライトながら〕の座席指定券の売りかたは若干特殊ですし、 臨時便もあるので、隠れた売れ残りがあることも少なくありません。 つまり、満席と言われても、 まだ隠れた売れ残りがあるかもしれないのです。
 そこで、すべての可能性を探る「売れ残り入手法」をここでご紹介しましょう。

[注意] 昔とはちがいます

 2007年3月以前、 定期〔ながら〕では「下りが小田原から」「上りが熱海から」一部自由席となっていたため、 「下りは小田原まで」「上りは熱海まで」という買い方をすると指定がとりやすい、 という事象があり、かなり有名でした。
 しかし、2007年3月以降は「一部自由席」という扱いがなくなったので、 わざと途中駅まで買っても意味がありません。 「東京→小田原」の指定券を買ったら、券面どおり、 小田原で座席から追い出されます。

まずは臨時便

 最も基本的なのはこれ。 2003年夏から臨時便〔ムーンライトながら91・92号〕も全車指定になったので、 定期便が売り切れなら、迷わず臨時便を当たってみましょう。
 ただ、臨時便の運転期間は限られていて、 青春18きっぷの利用期間中でも走らないことがあるので、 乗車日によってはこの手は使えません。

 これ以下で述べるのは定期便の「隠れた売れ残り」入手法です。 臨時便は以下のようなややこしい売りかたをしていないので、 満席と言われたらほんとうに満席です。

奥の手、セミコンパートメント

 定期の〔ムーンライトながら〕に使用されている電車(373系)には、 一部車両の端に「セミコンパートメント」と呼ばれる区画があります。 4人で利用することを前提としたつくりですが、1人単位できっぷが買えます。
 予約システムの上では、 このセミコンパートメントは通常の席と別列車の扱いになっています。 実際、この区画の座席指定券を買うと、 列車名は「ムンライトながら(コ)」となります。 ですから、列車名「ムーンライトながら」で調べて満席でも、 「ムンライトながら(コ)」には空席があるかもしれないのです。
 ですから、万策尽きたと思ったら、 「セミコンパートメントは残っていませんか?」と聞いてみてください。 知名度が低いので、ひょっとすると空席が2ケタ残っているかもしれません。
 また最近は、 一部の指定席券売機でも「ムンライトながら(コ)」の予約ができるようになっていて、 普通席の空席状況を見ると、すぐ下に「(コ)」の空席状況も表示されます。

最初から狙う手も

 もともと4人用の座席として設計されているので、4人グループで旅行するときは、 最初からこのセミコンパートメントを希望するのも手です。 大きなテーブルがあって、ちょっとお得な気分かも。

寝るには不都合?

 ただ、寝るにはちょっと条件の悪い席でもあります。 まず、シートはリクライニングしません。 また、台車の上にあたるので、走行音がまともに聞こえるほか、比較的揺れます。 さらに、長時間の停車中には外気の影響も受けます。 だからこそ、最後まで売れ残っているのかもしれません。


余裕があれば号車・席番指定

 さて、まだまだ座席に余裕があることが分かったら、 ちょっと高度な「場所の指定」を試してみましょう。
 JRの座席予約システムでは、 乗客が希望する座席の番号を指定することができます。 条件のいい座席の番号が分かっていれば、そこを選んで買えるのです。

空いているときに

 座席指定には少し手間がかかるので、窓口の空いている時間帯にどうぞ。 駅によっては、指定席券売機でも席番を指定して買えます。

定期下りの7〜9号車は名古屋止まり

 下りの定期便は、名古屋で7〜9号車が切り離されます
 名古屋より先、岐阜・大垣方面まで乗り通す場合でも、 指定券は上述のとおり「豊橋まで」のものを購入するので、 「名古屋より先まで乗る」ということが予約システムに伝わらず、 結果として7〜9号車を割り当てられる可能性があります。 豊橋からは全車自由席なので、 豊橋・名古屋間のどこかで1〜6号車に乗り移ればいいのですが、 眠い時間帯に起きて移動するのは面倒ですし、移動後は座れないかもしれません。
 このため、定期便で名古屋より西へ行く場合は、 1〜6号車を指定するのがよいでしょう。
 なお、臨時便や上り列車に関しては途中駅での切り離しはありません。

モーター車は避ける

 定期便の場合、3、6、9号車は避けましょう。 3、6、9号車はモーターあり、その他の車両はモーターなしです。
 臨時便の場合、1、10号車がモーターなし、その他はモーターありです。

車両の端より真ん中を

 また、車両の端よりは車両の真ん中のほうが、揺れが少なく、 デッキからも遠いので快適です。車両の端だと人の出入りで落ち着きません。
 だいたいどの車両も、一般の座席は15列程度ですので、 8番前後の席を買っておくと真ん中にあたります。
 ちなみに窓側がA・D席、通路側がB・C席です。

対向列車、見たい?

 気になる人は対向列車が気になるようですが、下りならA席、 上りならD席に座れば見えません(臨時便の一部を除く)。 マニアなあなたはこの逆ですね。:-)

臨時便なら10号車が吉、2・3号車は凶

 臨時便では10号車がおすすめです。 臨時便に使われる車両はなぜか10号車だけ少しグレードが高く、 シートの前後間隔が若干広くなっています。 ただ、言われなければ気がつかないかもしれません。
 逆に、できれば避けたいのが2・3号車。 臨時便は2本の編成が交互に(1日おきに)やってくるのですが、 そのうち1本の編成の2・3号車だけ座席のグレードが低いのです。 これも、事情を知らない人は気付かないレベルではありますが、 余裕があれば別の車両を指定するといいでしょう。



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最終更新: 2008年 1月 8日
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