この文書は本来、世の中の現状について解説するために公開しているものであり、
常に現状に追随することが期待されます。
しかし実際には、最後の更新(ページ末尾に記載)から相当な年月が経過しており、
記載内容は現状に追随していません。
また、この文書を今後更新する予定はありません。
したがって、この文書は本来の目的を達成していません。
最終更新当時の世の中の様子を伝えるという、
本来とは異なる目的で公開を続けているものです。
以上の点を理解のうえ、お読みください。
以前は定期便が全車指定でほとんどの座席がリクライニングシート、
臨時便が全車自由でリクライニングはしないことが多い、と両者のちがいが大きく、
自分にとってどちらのほうが都合がいいか、というのは多くの場合に明確でした。
ところが、今では定期便も臨時便も全車指定でリクライニングシートですので、
どちらに乗ったほうがいいの?と思う人が増えたのではないかと思います。
そこで、選択のヒントになるよう、両者のちがいをここでまとめておきます。
自分にとってどちらが得か、検討してみてください。
前のページでふれたとおり、下りは臨時便のほうが圧倒的に早く大垣に着きます。 名古屋近辺が最終目的地なら、朝6時に名古屋に着く定期便のほうが便利でしょうが、 京都、大阪やさらにその先を目指すなら、臨時便のほうが1日を長く使えて便利です。
いっぽう上りは、定期が臨時より15分早く東京に着きます。 乗り継ぎによってはこの15分差がクリティカルになることもあるかもしれませんが、 一般的には、それほど大きな差は生まれません。
定期便、臨時便ともに特急型車両なのですが、
定期便(373系)は「新しいけどデッキと客室の間にドアがない」、
臨時便(183・189系)は「古いけどデッキと客室の間にドアがある」という差があります。
落ち着きという点では臨時便のほうに分があります。
トイレ、洗面所の数は臨時便のほうが多くなっています。
また、シートはどちらもリクライニングしますが、
臨時便のほうは時として2・3号車に質の悪い(リクライニングが1段階しかできない)
シートの車両が来ます。
定期便は乗車日・号車によるシートの差はありません。
車内はずっと明るいままなので、明かりが気になる人は必須です。
ただ、「周囲が見えていない」ということが周囲に知れるので、
盗難などをもくろむワルモノに対して弱点をさらすことになります。
その点はよく考えてください。
座席にまっすぐ座って眠れる人はいいのですが、 窓にもたれて眠るなどするときには、枕があるのとないのとでは大ちがいです。 何も本物の枕や旅行用の空気枕を持ち込まなくても、 ふかふかしたものなら代用できます。 上着を抱き枕にすると落ち着いて眠れるという人もいるようです。
私の経験では、耳栓があると寝付きがかなりいいようです。 ドラッグストアなどで入手できる安いもので十分役に立ちます。
翌朝は、どちらの方向に行くにしても早朝に着くので、 食料の調達はそれなりに困難です。何か持っておくといいでしょう。 眠れないときには夜食に早変わり :-)
下り列車で眠りそびれてしまったら、 長時間の停車を利用して散歩してみるのもおもしろいかも。 下りは静岡で20分、浜松で24分、豊橋で53分停車します。 また、上りは沼津で17分停車します。 この時間を利用してコンビニエンスストアに行くという人もいるようです。