路線バス風のバスツアー(ツアーバス) Part 2
車両編

 一部の節を「折りたたむ」機構を試験的に導入しています。 詳細については「折りたたみ機構の試験導入について」をお読みください。

Index

  1. 予約・支払い編
  2. 車両編
  3. 乗車当日編
  4. 番外編:首都圏・関西間の各ツアーバス比較

使用されるバス:ツアーバスは「玉石混淆」

 路線バスでは、バス会社と乗客が直接契約しているため、 契約相手、すなわち乗車券を発行した会社の所有するバスが来ます。 複数社が共同運行している路線では、 その「複数社」の中のどれかのバスが来るので、 地元で見慣れないバスに当たることもありますが、 これも「契約相手の所有するバス」と呼んで差し支えないでしょう。
 一方のツアーバスでは、 ツアーを企画・実施する旅行会社のチャーターした貸切バスが来ます。 どの会社のバスを準備するかは旅行会社の自由なので、 実際に来るバスがどこの会社のものかは、乗ってみないと分かりません。 (ツアーによっては、特定のバス会社と組んで専用の車両を用意している例もありますが、 その専用車両が来るという保証はありません。)

乗り心地は日替わり?  

3列シート車は「中古車注意」  


女性専用席:路線バス含め、対応に温度差

 夜行バスでは「面識のない異性同士が隣り合うこと」があまり好まれませんが、 路線バスにしろツアーバスにしろ、このことへの対応には各社で温度差があります。 乗客が十分多い路線・ツアーでは女性専用車が用意されていることもありますが、 性別に関して何の配慮もないことも多くあります。

ツアーバスの対応例  


シート:ツアーバスは横4列が標準

 路線バスとツアーバスで最も分かりやすい差異が「シート配置」です。 夜行の路線バスでは横3列、縦10列というのが標準的ですが、 ツアーバスの場合、横4列、縦11列というのが標準です。 ツアーバスの場合、修学旅行で使われるようなバスで夜を越すことになる、 と考えてください。

追加料金で横3列も  

「夜行で4列シート」をどう評価するか  


トイレ:ないのが普通、あっても要注意?

 夜行の路線バスでは「あって当たり前」のトイレですが、 ツアーバスでは車内のトイレはあてにしないのが無難です。
 まず、ほとんどのツアーバスは、そもそも車内にトイレがありません。 その主な理由は「トイレつきの観光バスが少ないから」だと考えられます。 トイレがないので、通常は2時間に1回程度のトイレ休憩がありますが、 渋滞時はどうか、乗る前から腹の調子が悪かったら…などと考えて、 不安になった人は利用を控えたほうがいいでしょう。
 そんな中、トイレ付きのツアーバスもありますが、 付加価値があるので、当然、追加料金の対象です。



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最終更新: 2006年 8月 5日
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